2020 富山県知事選挙

 全国的にも注目を浴びた富山県知事選挙が10月25日に投開票が行われ、新田八朗候補が現職の石井隆一候補、川渕映子候補を破って当選。

 投票率は予想をはるかに超える60.67%!今回の選挙では多くの県民のみなさんが期日前投票を利用されており、私も10月21日の午前中に伏木コミュニティセンターにて投票を済ませました。

 「県知事は行政のトップとして実際の仕事を行い、県議(県議会)は議決機関として県知事の仕事をチェックする」これが県知事と県議の関係です。今回の選挙では共に富山県の発展のために仕事を進めていきたい人物を私自身が選択する、そしてその人物を応援するという場面を迎えました。

 22年間の金融機関の勤務時代では経験しなかった不思議な感覚です。職場の上司も部下も同僚も自分で選ぶことができなかったからです。

 当然ですが富山県知事選挙は今後4年間の富山県知事を決める選挙。コロナ禍で世界中が緊急事態、非常事態ともいえる状況の中において県政に誤りや失敗があってはならない4年間です。今回の富山県知事選挙は今後100年の「富山県づくり」を方向付ける選挙であったといっても過言ではないと思っています。

 私は4期16年の実績と経験に期待するとともに、公正無私で愚直なまでに富山県の発展のみを考えて仕事に向かってこられた現職の石井隆一知事と次の4年間もより良い「富山県づくり」を進めることを希望し、その実現に向けて応援を続けてきました。

 選挙は結果が全てですが石井知事のこれまでの功績は県民の8割近くが評価しており、全く色あせるものではありません。当選された新田八朗さんには祝意を表するとともに、県政に空白時間を作ることなく選挙戦で訴えてこられた新しい富山県のための公約実現に向けた姿勢をみせていただきたいと願います。そして私も富山県を前進させるための協力は惜しみません。

 立候補者された3人はそれぞれ素晴らしい方々でした。この国難ともいえる状況にもかかわらず富山県の明るい未来に向けて敢然と立ち上がる勇気に敬意を表します。石井隆一知事、川渕映子さんにおかれましては今後も富山県の発展にお力をお貸しいただきますよう心からお願い申し上げます。

 自民党県連の推薦候補選考に携わった重みと責任、「元気とやま」創造のために戦った選挙戦は決して忘れることはありません。今回の選挙で県政に高まった県民の皆様の関心を活発な議会活動で繋ぎとめること、選挙で示された県民の皆様の声をしっかりと受け止めることを肝に銘じて県政活動に取り組んでいく所存です。今後とも皆様のご支援、ご協力をお願い致します。

                            針山 たけし